生まれた時から「就職活動(社会で責任を果たせる人になるための活動)」は始まっているのだ。今や大企業に入ったところで、黙っていればいい仕事が上司から降ってくる時代ではない。自分で自分をプレゼンテーションして、成果を出し、自分の力でいい仕事を引っ張ってこなければ、大企業に「所属」していたところで大した仕事はできない。それどころか、職の継続すら保証されない。これは大企業の社内であっても「就職活動」が一生継続しているようなものではないか。
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誰でも「就職活動」を一生続けなければならない時代になったのである。大学も社会の一部であり、企業も社会の一部である。こうした相互依存的な状況は社会が高度化、複雑化、成熟化するにしたがって、年々強まっている。その状況を正面から認識せず、社会と切り離された形で閉鎖的になれば衰退していくしかない。そのズレを「就職活動」に直面して、あわてて修正しようとするから就職活動が矛盾だらけになる。現在の就職活動が不毛なものになる大きな理由のひとつはここにある。